関節リウマチ
どんな症状?
- 朝起きたときに関節がこわばる(朝のこわばり)
- 手指や手首、足の関節の腫れ・痛み・熱感
- 関節が左右対称に腫れることが多い
- 疲れやすい、微熱が続くなどの全身症状
- 関節の動かしにくさ、可動域の制限
- 進行すると関節の変形や脱臼が起こる
- 手の力が入りにくい、握力の低下
- 長期的には、日常生活動作(食事・着替え・歩行など)に支障が出ることもある

関節リウマチとは
関節リウマチは、関節が炎症を起こし、放置すると関節が破壊・変形してしまう病気です。手足の関節に多くみられ、左右対称に症状が現れやすいのが特徴です。また、発熱・倦怠感・食欲不振などの全身症状を伴うこともあります。発症の原因は免疫の異常で、本来なら細菌やウイルスを攻撃する免疫が、誤って自分の関節を攻撃し炎症を引き起こします。遺伝的要因に加え、喫煙や感染症などの環境要因が関与すると考えられています。
診断と経過
関節リウマチの進行には3つのパターンがあります。
1. 短周期型
一時的な炎症で軽症のまま経過
2. 多周期進行型
炎症を繰り返しながら長年かけて進行
3. 急速進行型
発症初期から急速に関節が破壊
関節破壊は発症後2年以内に急速に進行することが多いため、早期発見・早期治療が重要です。
治療方法
近年の治療薬の進歩により、「寛解(症状がなくなる状態)」を目指すことが可能になりました。
薬物療法
抗リウマチ薬(DMARDs)や生物学的製剤で炎症を抑える
リハビリ・運動療法
関節の動きを維持し、筋力低下を防ぐ

当院で行える治療
- 運動器リハビリテーション
- 物理療法
- 注射
- 痛み止めの内服薬や外用薬
お悩みの症状はお気軽にご相談ください
当院では、関節リウマチに対する精密な診断と、患者様のライフスタイルに合わせた治療をご提案いたします。少しでも気になる症状がある方は、お気軽にお問い合わせください。